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補償と保障と保証

2024.10.22
カテゴリー:保険ブログ

「あれ、この漢字どうやって書くんだっけ?」

最近は専ら手で字を書くことが少なくなり漢字がなかなか出てこない・・・。

なんてことも増えましたよね。

私ははるか昔学生時代に漢字検定を受けましたが、よく同音異義語の問題が出てきます。

「移動」と「異動」、「解答」と「回答」、「精算」と「清算」など似ていそうで微妙に違うなんてものがたくさんありますよね。

今回は保険に出てくる同音異義語で「補償」「保障」「保証」についてです。

保険の話をする時に私は口頭で「ホショウ」についてなどと言っていますが使う場面によって漢字が変わってきます。

辞書を引くと

補償…損失を補いつぐなうこと。 例)災害補償、労災補償

保障…責任を持って相手の立場や権利などを保護し守ること 例)安全保障、社会保障

保証…確かだと請け負うこと。例)保証人、保証書

まだよくわからないのでひとつずつ見ていきます。

損害保険ではこの言葉を使うことが多いです。意味としては何か通常では予期しえない出来事が起き、マイナスの損害が生じてしまった場合にそれを損害が起きる前の状態、ゼロに引き戻す意味合いがあります。例えば自動車事故で相手の車に損害を与えてしまった、相手をケガさせてしまった際にその修理費用や相手の治療費、仕事ができないことによる休業損害の賠償金額を償い、元の状態に戻すような場合をイメージしていただければ良いかなと思います。

一言でいえば損害の実損金額の埋め合わせです。

自然災害や労働災害などにより損害を被った場合も火災保険や政府労災、労災上乗せ保険で補償し、元に戻すといった感じです。

保障

生命保険ではこの言葉を使うことが多いです。障害をなくし、何かに脅かされることなく不安定な状況をなくし、守りますよというような感じでしょうか。

家族の中でその人が亡くなると途端に状況が変わり不安定な生活を強いられる、そんなことにならないように精神的なことは別としてせめてお金だけは不自由しないように生命保険をかけましょう、会社経営者が亡くなると急にその会社が立ち行かなくなる状況を避けるために経営者保険を利用しましょうといった具合でしょうか。

残された人がいくらあれば安心かは人それぞれ違いますから実損ではなく、安心できる金額を各自で設定する定額の保険金額になります。

安全保障は外部からの脅威に対して安全を保ちます、社会保障は医療費や老後資金、介護費用など人が生きる上で不安定になる要素を社会全体で助け合い安心しましょうといった感じですかね。

保証

年金保険ではこの言葉を使います。10年保証期間付き終身年金などで10年間は亡くなろうが生きていようが年金保険として支払いますよ、その後は生きている限り年金を支払いますよという保険ですが10年分は保険会社がどっちにしても責任を持って確実に支払いますと約束している内容です。

一言でいうと生保、損保ともに保険証券の証の字が表すように責任を持ちますよといったキーワードでしょうか。

日本語って普段何気なく使っていますけど意識すると奥が深いですよね。

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